CALYPSOとはギリシャ神話に登場する地中海の女神です。
遭難して島に流れ着いたオデュッセウスを介抱するうちに惹かれていきますが、女神と人間の身分違いの恋の為、神々から一緒にいることを反対されてしまいます。人間に不死を与えてまで夫婦になりたかった彼女は、故郷に思いを募らせるオデュッセウスの為に船出の準備をし、安全に帰れるよう温かく穏やかに吹く風を送り、オデュッセウスの無事を祈りました。
そんな切ないストーリーとは裏腹に、20世紀に誕生したカリブ海の陽気な音楽スタイルもCALYPSOと呼ばれます。トリニダードでアフリカ大陸から奴隷として連れてこられた人々が、言葉の代わりの暗号として歌い始めたのが起源です。カリブの島々から波及し、1930年以降世界的にも人気な音楽スタイルとなりました。
神話の世界では、自己を犠牲にし愛する人を守ったCALYPSO。
長い時を経て愛する人と再び巡り合えることを期待し、彼女は自由を求め人間の姿で生まれ変わります。歌が好きな CALYPSOはカリブ海沿いの町に訪れ小さなキャバレーを構えます。夜な夜な開かれるパーティーに意中の彼、オデュッセウスが現れることを願って.....
彼女の想いを成就させたい気持ちからアナザーストーリーを用意しました。
何かに捉われる事なく自分を信じ、想いを貫く強さと優しさを兼ね備えた女性になりたい。
CALYPSOのスピリットがワタシを愛する全ての人に届きますように。